白い本と黒い本のお話
白い本と黒い本って何?
古本業界では白い本とか黒い本とかの業界用語があります。
本の色ではありませんので。
○白い本は、今現在発行(絶版ではない)されている本で新刊書店で買う事ができる本
●黒い本は、既に絶版になっており、古本屋でしか入手できない本
白本は新刊書店で購入できるので、古本屋では定価より安く値付けされています。
アマゾンなどで「1円」で売られているのは、ほとんどがこれですね!
白本はほとんどがカバーにバーコード(ISBNコード)がついております。
こういった本はどこの古本屋でも買取額にそう大差はないと思われます。
厄介なのはバーコード(ISBNコード)のない「黒本」です。
知名度やお店の規模のみで
買取依頼の判断をしていませんか?!
買取依頼の判断をしていませんか?!
全国展開している大型古本チェーン店などは、基本的にバーコード読取装置で査定しています。
バーコード(ISBNコード)のない本は査定対象からはずれてしまいます。
本の価値がわからないアルバイトなどが機械的に査定しているので当たり前ですね!
そして黒本の殆どがこのバーコード(ISBNコード)がついていません。
しかし、この黒本ほど本の稀少価値(査定額が高い)がある割合が高いのです。
もちろん、黒本すべてに価値があるわけではありません。あくまでも割合ですので。
街の小さな古本屋ほど本好きが高じて、古本屋をやっている人間です。
そういった古本屋ほど本の価値をよくわかっております。
本をお売りになる際は、是非あなたの街の小さな古本屋に一度ご相談ください。
価値ある本は汚くても買い取りできます
よく買い取りにお伺いした時に聞くのが、「古いから捨てちゃった」「汚いから捨てちゃった」です。
お売り頂くお客様と古本屋との目線のズレがあるのです。
それこそ戦前・戦後まもない頃の本などは、古くて汚いのが当たり前です。
滅多に流通しない古本ほど価値があるのです。
これとは逆に定価が高額で綺麗でも「百科事典」は買い取りできません。
需要がないんです。
古本の買取は、その本の定価がいくらかではなく、いくらで売れるかで査定します。
まずは、お気軽にお電話ください。
